看護師が副業するなら何がいい?おすすめ5選と注意点まとめ

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「もう少し稼げたら…」その気持ち、ちゃんとわかります

「物価は上がるのに、給料はほぼ変わらない。夜勤を頑張っても、体力的にこれ以上は無理だし…」

夜勤明けに帰宅しながら、ぼんやりとそんなことを考えたことはありませんか。副業に興味はあるけれど、「職場にバレたらどうしよう」「何から手をつければいいかわからない」と、なかなか一歩踏み出せずにいる方は多いと思います。

とはいえ、看護師という職業は、じつは副業との相性がかなり良いんです。医療知識・臨床経験・コミュニケーション能力、これらは本業の外でも確実に活かせるスキルです。

この記事では、看護師が副業を始める前に絶対押さえておきたいポイントと、無理なく続けられるおすすめの副業5選を、現場感覚を交えながらお伝えします。


看護師が「もっと稼ぎたい」と感じる本当の理由

看護師の平均年収は約493万円(厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」)と、全職種平均を上回っています。それでも「もっと稼ぎたい」と思う看護師が後を絶たない理由は、給与の多くが夜勤手当に依存した構造になっているからです。

育児・介護・体調変化などでライフステージが変わり、夜勤を減らした途端に手取りが激減する。それが看護師の収入の不安定さの根本にあります。本業で働く時間を増やすことに限界があるからこそ、副業という選択肢が現実味を帯びてくるわけです。


副業で失敗する人に共通する3つの落とし穴

落とし穴①:就業規則を確認しないまま始めてしまう

「周りもやってるし、大丈夫だろう」と確認を後回しにして始めてしまうケースが非常に多いです。民間病院の場合、副業の可否は職場の就業規則によって異なります。さらに、国公立病院に勤務している看護師は「地方公務員法第38条」「国家公務員法第103・104条」の規制を受けるため、原則として副業は禁止。所属長への申請と許可取得が必要です。まずここを確認せずに動くと、年末調整の時期に発覚して大ごとになるケースも実際にあります。

落とし穴②:副業の疲労が本業のパフォーマンスを下げる

看護師の仕事は、もともと身体的・精神的負荷が非常に高い仕事です。副業を掛け持ちしてから睡眠不足が続き、病棟で集中力が落ちた——という話は珍しくありません。副業で月数万円増えても、本業でインシデントを起こしてしまったら、それ以上のリスクを負うことになります。副業は本業の質を落とさない範囲でやるのが大原則です。

落とし穴③:税金のルールを知らずに「バレる」

「年間20万円以下の副業収入は申告しなくていい」という話を聞いたことがある方も多いかと思います。ただし、これは「所得税の確定申告」にかかるルールです。住民税は副業収入が少額でも原則として申告が必要(厚生労働省「副業・兼業」参照)。住民税の通知が勤務先に届いた際に金額の増加で発覚する——これが副業バレの最も多いパターンです。


看護師におすすめの副業5選

単発バイト(イベントナース・ツアーナース)

スポーツイベント・音楽フェス・企業健診などに看護師としてスタンバイするイベントナース、修学旅行や国内ツアーに同行するツアーナースは、「今月1回だけ入る」という柔軟な働き方ができる点が最大の魅力です。看護師専門の求人サービスから単発で申し込める案件が豊富にあり、日給は施設のアルバイトより高めに設定されているケースも多いです。副業デビューにもっともハードルが低い選択肢と言えます。

医療系ライター

医療・健康に関するウェブ記事を書く仕事です。看護師経験者というだけで専門性として評価され、クラウドソーシングサービスへの登録だけで始められます。最初のうちは文字単価が低めでも、記事の実績が積み重なるにつれて単価が上がっていきます。夜勤明けの午後に2〜3時間だけ取り組む、休日の朝に1記事仕上げる、というペースで続けている看護師もいます。体を使わず在宅でできるのが大きなメリットです。

治験コーディネーター補助(CRC業務)

新薬の臨床試験(治験)において、担当医の補助・被験者のスケジュール管理・書類作成をサポートする仕事です。看護師資格を活かせるポジションで、医療現場の知識がそのまま武器になります。副業としてはスポット・非常勤形式の案件があり、平日日中の業務が多いため、外来や日勤帯で働く方と組み合わせやすいのが特徴です。

訪問看護の非常勤・パート

訪問看護ステーションでは、週1〜2日など柔軟な勤務形態を受け入れている事業所が多くあります。病棟勤務との並行は体力的に慎重な判断が必要ですが、外来勤務・日勤のみの方には組み合わせやすい選択肢です。看護師スキルを直接活かしながら稼げるため、「資格があるうちに使わないともったいない」という感覚で選ぶ方も多いです。

オンライン健康相談・セミナー講師

一般向けの健康セミナーをオンラインで開催したり、産業保健スタッフとして企業と業務委託契約を結んだりする働き方です。育児中の看護師向けに子どもの健康相談を行うプラットフォームに登録して活動する方もいます。体力消耗が少なく、時間の融通も利かせやすいため、育児中・体調管理が必要な方にも向いています。ただし、実績づくりと集客に時間がかかる点は覚悟が必要です。


今日からできる!副業スタートの3ステップ

まず最初の1週間でやることは、就業規則を確認することだけでOKです。

副業を始める前に必ず確認・行動しておきたいことを3つにまとめます。

ステップ①:就業規則と上長への確認

勤務先の就業規則で「副業・兼業」に関する条項を確認します。公立・国立病院勤務の方は、所属長への申請が必須です。民間病院でも「届出が必要」「承認が必要」「禁止」とバラバラなので、就業規則を確認した上で直属の上長に相談しましょう。「確認した上で動く」という誠実さが、後のトラブルを防ぎます。

ステップ②:自分の体力・生活スタイルに合った副業を1つ選ぶ

最初から複数の副業を掛け持ちするのは厳禁です。月に何日休みがあるか、夜勤後の体力回復にどれくらい時間がかかるかを踏まえて、「月1〜2回入れる単発バイト」か「在宅でできるライター業」かを選びましょう。まず1つだけ、3ヶ月続けてみることを目標にするのがおすすめです。

ステップ③:税金のルールを把握しておく

副業収入が年間20万円を超えたら確定申告が必要です(厚生労働省「副業・兼業と労働条件」)。20万円以下でも住民税の申告は必要になるケースがあります。職場への副業バレを防ぐには、確定申告時に住民税の徴収方法を「普通徴収(自分で納付)」にすることが有効です。ただし、副業先が給与所得(アルバイト・パート)の場合は普通徴収に切り替えられないことがあるため、副業の形態(給与所得か事業所得か)と合わせて理解しておきましょう。


まとめ:副業は「焦らず、まず1つ」が成功の鉄則

今回のポイントをまとめます。

  • 看護師は医療知識・経験を活かせる副業の選択肢が豊富にある
  • 始める前に「就業規則の確認」と「上長への相談」が最重要ステップ
  • おすすめ副業5選:①イベント・ツアーナース ②医療系ライター ③治験コーディネーター補助 ④訪問看護の非常勤 ⑤オンライン健康相談・セミナー講師
  • 副業収入が年間20万円を超えたら確定申告が必要。住民税の申告は金額に関わらず必要になるケースがある
  • 本業の質を落とさないことを最優先に、月1〜2回のペースからスタートするのが失敗しないコツ

副業は「今すぐ稼ぐ手段」というより、長いキャリアの中で収入の選択肢を広げていくための投資です。夜勤一本に頼らなくてもいい生活設計を、少しずつ作っていきましょう。焦らず、まず1つだけ動き出してみてください。あなたのこれまでの経験は、きっと病棟の外でも誰かの役に立てます。


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<参考サイト>

[1] 厚生労働省「副業・兼業」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html
副業・兼業の基本ルール・ガイドライン
[2] 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000996750.pdf
副業促進に関する法整備と方針
[3] 厚生労働省「確かめよう労働条件:副業・兼業と労働条件」
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/study/roudousya_fukugyoutokengyou.html
副業・兼業の税務・申告ルール
[4] 看護roo!「副業ってしてる?」
https://www.kango-roo.com/yn/details/1038/ 看護師の副業実態アンケート
[5] レバウェル看護「看護師は副業できる?在宅で行えるものや資格を活かしたWワーク、注意点も」
https://kango-oshigoto.jp/media/article/129/|看護師向け副業の種類と注意点

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