看護学生のみなさん、法律科目ってちょっととっつきにくいですよね?
中でも「保健師助産師看護師法(略して保助看法)」は、看護師の仕事の土台となる法律。国家試験でもよく出題される重要分野です。
「暗記するだけで精一杯…」そんな声も聞こえてきそうですが、大丈夫です!
今回は出来る限りよく出るところだけをギュッとまとめました。
覚えやすい語呂合わせやポイント解説付きなので、苦手意識がある人もぜひ読んでみてください!
保健師助産師看護師法(保助看法)とは?
◆ 目的
保助看法(正式名称:保健師助産師看護師法)は、日本において保健師・助産師・看護師・准看護師の資格や業務内容、守るべき義務などを定めた法律です
法律の目的
医療および公衆衛生の普及と向上
保健師・助産師・看護師の資質向上
出る!重要ポイントまとめ
① 名称独占と業務独占
- 名称独占:業務に制限はないが、免許を受けたものでなければ、その名称を用いることが出来ない
- 業務独占:免許を受けた者でなければ、その業務を行うことが出来ない。
✅保健師は名称独占のみの資格です
②守秘義務
- 正当な理由なく業務上知り得た秘密を漏らしてはならないと明記。
③欠格事由
- 罰金以上の刑・不正行為・心身の障害・薬物依存などに該当する場合は免許が与えられない、または取り消される。
④看護師に対して定められていること
- 看護師の業務は、療養上の世話または診療の補助
- 医療過誤に対して、戒告・業務停止・免許取り消しの行政処分が規定されている
- 看護師は、業務従事届け出を都道府県知事に2年ごとに届け出なければならない
【その他】
看護師の免許➡厚生労働大臣が交付
准看護師➡都道府県知事が交付
国試対策まとめ
【保健師・助産師・看護師・准看護師全般の規定】
- 欠格事由
- 免許の取り消し、業務停止及び再免許
- 守秘義務
【看護師に特化した規定】
- 看護師の業務は、療養上の世話または診療の補助
- 看護師は、業務従事届け出を都道府県知事に2年ごとに届け出なければならない
おわりに:法律は“捨てずに拾う”分野!
保助看法は、「出るところだけ押さえれば、確実に得点できる」分野です。
苦手でも、今回紹介したポイントで、しっかり対策していきましょう!
今後も社会保障制度について解説をしていきます。
今回は以上です。
学習の参考になれば幸いです。