今回は内分泌と外分泌の違いについて解説します。国家試験でも内分泌器官はどれか、外分泌器官はどれかと問われたことがあるので、勉強していきましょう。

内分泌と外分泌の違いって何か分かりますか?

うーん、何となく違うのは分かるけど、具体的にどう違うか説明するのは難しいですね、、

じゃあ今回は違いについて説明していきますね!
違いはこの3つ!
結論違いはこの3つ
分泌する、
- 場所
- 物質
- 機序
になります。
場所
内分泌:直接血液中に分泌する
外分泌:体外に放出される
物質
内分泌:ホルモンを分泌する
外分泌:主に消化液や体液を分泌する
機序
内分泌:直接血液中に分泌するため導管はない
外分泌:導管を通って目的の場所に放出される
以上が違いになります。
内分泌で分泌されたホルモンは血液を通じて全身に運ばれ、特定の受容体を持つ細胞や器官に作用します。
外分泌で分泌された物質は、直接体外や特定の器官(例:消化管)に放出され、局所的に作用する。
それぞれの器官と例
内分泌器官
分泌器官:視床下部、下垂体、松果体、甲状腺、副甲状腺、胸腺、膵臓、副腎、性腺(卵巣、精巣)等
例:副腎:アルドステロンなどを直接血液中に分泌
胸腺:リンパ球を成熟・分化させて直接血液中に放出
外分泌器官
分泌器官:唾液腺、涙腺、膵臓(外分泌部分)、胆嚢、乳腺など
例:涙腺:涙液を分泌して、体外に放出する
*消化管腔は外界とみなされます
Tiktokでも内分泌と外分泌の違いについてまとめていますので、良ければ御覧ください。
https://www.tiktok.com/@tokusan.mens.nurse/photo/7468115057205972231