看護師として働くうえで「二交替」と「三交替」という勤務形態の違いはとても重要です。
でも、看護学生や就職を考えている人の中には、
- 「結局どっちが楽なの?」
- 「給料には差があるの?」
- 「生活リズムはどっちが整いやすいの?」
といった疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、二交替と三交替の違いをわかりやすく比較しながら、それぞれのメリット・デメリットや給与の特徴、生活への影響について解説していきます。
就職や転職を考える際の参考に、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
二交替
二交替制は、日勤と夜勤の2つのシフトで回す勤務形態です。
▶️ 例:ある病院のシフト例
- 日勤:8:30~17:00
- 夜勤:16:30~翌9:00(16時間勤務)
夜勤の時間が長いのが特徴で、1回の夜勤で日勤2回分の勤務時間に近いため、夜勤の回数は月に4〜6回程度と少なめになります。
また、夜勤明けの翌日は休みになることが多く、まとまった休みを取りやすいのもメリットです。
三交替
三交替制は、日勤・準夜勤・深夜勤の3つのシフトで勤務を分ける形態です。
▶️ 例:ある病院のシフト例
- 日勤:8:30~17:00
- 準夜勤:16:00~0:30
- 深夜勤:0:00~9:00
夜勤の時間は短くなりますが、準夜と深夜が分かれているため夜勤の回数は多くなりがちです(例:月8~10回)。
睡眠リズムが乱れやすい点がデメリットとして挙げられますが、1回の勤務時間が短く、体力的な負担が軽減されると感じる人もいます。
二交替と三交替の比較(表)

給料の違いはあるの?
勤務形態によって、夜勤手当の金額や支給回数に差が出ることがありますが、年収全体で見ると大きな差にならない場合もあります。
▶️ 夜勤手当の違い
◉ 二交替の場合
- 夜勤1回が長時間のため、手当も高め
- 例:1回 8,000〜12,000円前後
- 月4〜6回でもまとまった手当になる
(*実際の金額や夜勤回数はその病院によって異なるため、最終的にはご自身でご確認ください)
◉ 三交替の場合
- 準夜勤・深夜勤にそれぞれ手当が支給される
- 例:準夜勤 4,000円/深夜勤 5,000円
- 月8〜10回ほどで、合計金額は二交替と同等〜やや多めになることも
(*実際の金額や夜勤回数はその病院によって異なるため、最終的にはご自身でご確認ください)
▶️ 年収で見ると…
施設や地域、夜勤回数によって差が出るため、一概に「どちらが高い」とは言いにくいのが実情です。
ただし、
- 夜勤の回数が多ければ多いほど手当は増える
- 二交替の方が夜勤1回あたりの手当が大きい といった特徴を押さえておくと良いでしょう。
どっちが自分に向いてる?
▶️ 二交替が向いている人
- 長時間勤務が苦にならない
- まとめて働いて、連休がほしいタイプ
- 夜勤明けのゆっくりした時間が好き
- 睡眠サイクルを崩したくない
▶️ 三交替が向いている人
- 長時間勤務は体力的にきつい
- 夜勤は苦手じゃないけど短時間で済ませたい
- 毎日の予定を細かく調整したい
- 短い勤務でこまめに休憩を取りたい
👉 どちらが「楽」というわけではなく、自分の性格や体力、生活スタイルに合っているかどうかが重要です。
実際に経験してみての感想
私(ブログ運営者)は三交替と変則二交替を経験しました。
変則二交替は日勤が8:30〜21:00、夜勤が20:15〜9:00までの勤務です。
個人的には変則二交替の方が連休が多くなるので、自分に合っていました。
三交替については私がいた病院ではありませんでしたが、
準夜勤からの日勤のシフトが組まれている病院もあります。
ここ近年では減っていると思いますが、夜勤からの日勤はかなりハードな勤務になります。
もし希望先の病院が三交替の場合は確認しておく方がいいと思います。