
就職先に考えている病院が、変則二交代制みたいなんです。
普通の二交代制とは違うんですか?

はい、変則二交代は普通の二交代制とは異なります。
では今回は変則二交代について解説します!
はじめに:変則二交代制ってなに?
看護師の勤務形態には、「三交代制」や「二交代制」がありますが、その他変則二交代制がありますです。
「聞いたことはあるけど、具体的にどんな勤務?」「三交代と何が違うの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
私(運営者)自身も二交代制の働き方についてSNS等で解説されているのはよく見かけましが、変則二交代制について述べられているものは少なく感じます。
この記事では、現役看護師の経験をもとに、変則二交代制の働き方をわかりやすく解説します。
ただしここで解説するのは、少なくとも私自身が経験したことであり、病院によっては勤務時間や内容は異なることだけ御注意ください。
変則二交代制の主なパターン
主に以下のような勤務時間が組まれます。
シフト | 勤務時間(例) |
---|---|
日勤 | 8:30〜17:00 |
ロング日勤 | 8:30〜21:00 |
夜勤 | 21:00〜8:30 |
早出・遅出 | その病院により様々です |
一般的な二交代制とは違い、ロング日勤(名称は病院によって様々)というものがあり、通常の日勤より勤務時間は長くなっています。
ほとんどの場合が、ロング日勤と夜勤はセットでシフトを組まれます。
ロング日勤の休憩時間は、昼に1時間と、午後の通常の日勤帯の時間が終わるまでに30分の休憩がありました。
ロング日勤では自身が受け持っていた患者に加え、通常の日勤者が受け持っていた患者を、ロング日勤者内で分配します。
メリットとデメリット
✅メリット
- 夜勤明けの時間を有効活用しやすい
- 日勤と夜勤のバランスが取れている
- 一回あたりの夜勤の時間が通常の二交代制より短い
⚠️デメリット
- 勤務パターンが複雑で体のリズムが崩れやすい
- ロング日勤では、通常の日勤より勤務時間が長くなってしまう
向いている人・向いていない人の特徴
向いている人
- 柔軟な生活スタイルを好む人
- 体力に自信がある人
- 変化のある勤務にやりがいを感じる人
向いていない人
- 三交代制の方が合っている人
実際に働いてみた感想(運営者自身の感想)
私は変則二交代制は働きやすかったと思っています。三交代制でも働いたことがあり、三交代制に比べれば時間にゆとりができました。
正直良くも悪くも勤務形態には慣れていくものだと思っています。
まとめ
自分に合った働き方を見つけよう
通常の二交代制に比べ、変則二交代制の病院はまだ少ないと思います。
しかし良くも悪くも慣れるものなので、現時点ではこういう勤務体制もあると知ってもらえらと思い今回記事を書きました。
看護学生の皆さんや、転職を考えている現役看護師の方は、選択肢のひとつとして、変則二交代制についても前向きに考えてみてはいかがでしょうか?
就活・転職時に見るべきポイント
- シフトの詳細(具体的な勤務時間)
- 夜勤回数と夜勤の組み方
- 休憩時間・仮眠の有無
- 夜勤手当の金額
- 看護師の人数体制(夜間配置など)
求人票だけではわからない部分も多いので、見学や面接でしっかり確認することが大切です。
今回は以上です。
何かしらの参考になれば幸いです。